少女と過保護ーズ!!続
ハイネside
「ハイネ。ハイネ」
「あたしはね・・・全てオリハルコン製じゃないと認めない‼」
「ん・・・それは凄いね。竜くんに伝えとく。だから起きて。ちょっとでいいから」
「え?ちょっとでいいんですか?それはちょっと・・・」
『ハイネ・・・・??』
「へいっ‼‼」
あたし覚醒‼‼
必死で目をこじ開けたね‼
麻也の恐ろしvoiceが恐ろしすぎて起きるしかなかったよね。
そして後悔した。
「うぐぅぅぅぅぅぅ・・・」
全身が燃えるように痛み、寒気と吐き気がして目が回る。
「ああああ。ごめん、ハイネ。でもハイネは会いたいんじゃないかと思って」
あたしが会いたい・・・・??
っっ‼‼
ハッとして起き上がるも目が回り、車の外へ倒れる。
「「チビ姫‼‼」」
「っと!?」
その前に麻也が支えてくれた。
「あ・・・がと。麻也」
支えてくれた麻也にお礼を言って、上がった声の方を見れば・・・・。
「ハ…ゲさん。ゴブ……さん」
会いたかった二人が、麻也の後ろに立ってた。
頭や手足に包帯を巻かれた痛々しい姿で、あたしを凝視してる。
険しい表情で・・・傷付いて光のない瞳で。
ごめんね。
二人には背負わなくていい後悔を背負わせてしまった。
二人に近づきたくて立とうとすれば、麻也が抱き上げてくれた。
一瞬、痛みで声が詰まり身体が硬直する。
「大丈夫?ハイネ?」
心配して覗き込んでくる麻也に頷く。
「大丈夫。ありがと麻也。助かる」
痛みさえ我慢すれば、立ち上がるよりこっちの方が楽でありがたい。
「ああああ。チビ姫無茶すんな‼‼」
「早くっ早く治療を‼」
「ハゲさん。ゴブさん」
麻也に抱えられたまま二人に手を伸ばす。
すぐにその手をハゲさんとゴブさんは右と左それぞれを握ってくれた。
二人の手はとっても暖かくて、"生きている"と伝えてくれる。
生きててくれた。
それだけで・・・・。
「ありがとう」
ギュッと二人の手をきつく握って言う。
ありがとう。
もう1回言えば、二人の顔がくしゃっと歪んだ。
「ハイネ。ハイネ」
「あたしはね・・・全てオリハルコン製じゃないと認めない‼」
「ん・・・それは凄いね。竜くんに伝えとく。だから起きて。ちょっとでいいから」
「え?ちょっとでいいんですか?それはちょっと・・・」
『ハイネ・・・・??』
「へいっ‼‼」
あたし覚醒‼‼
必死で目をこじ開けたね‼
麻也の恐ろしvoiceが恐ろしすぎて起きるしかなかったよね。
そして後悔した。
「うぐぅぅぅぅぅぅ・・・」
全身が燃えるように痛み、寒気と吐き気がして目が回る。
「ああああ。ごめん、ハイネ。でもハイネは会いたいんじゃないかと思って」
あたしが会いたい・・・・??
っっ‼‼
ハッとして起き上がるも目が回り、車の外へ倒れる。
「「チビ姫‼‼」」
「っと!?」
その前に麻也が支えてくれた。
「あ・・・がと。麻也」
支えてくれた麻也にお礼を言って、上がった声の方を見れば・・・・。
「ハ…ゲさん。ゴブ……さん」
会いたかった二人が、麻也の後ろに立ってた。
頭や手足に包帯を巻かれた痛々しい姿で、あたしを凝視してる。
険しい表情で・・・傷付いて光のない瞳で。
ごめんね。
二人には背負わなくていい後悔を背負わせてしまった。
二人に近づきたくて立とうとすれば、麻也が抱き上げてくれた。
一瞬、痛みで声が詰まり身体が硬直する。
「大丈夫?ハイネ?」
心配して覗き込んでくる麻也に頷く。
「大丈夫。ありがと麻也。助かる」
痛みさえ我慢すれば、立ち上がるよりこっちの方が楽でありがたい。
「ああああ。チビ姫無茶すんな‼‼」
「早くっ早く治療を‼」
「ハゲさん。ゴブさん」
麻也に抱えられたまま二人に手を伸ばす。
すぐにその手をハゲさんとゴブさんは右と左それぞれを握ってくれた。
二人の手はとっても暖かくて、"生きている"と伝えてくれる。
生きててくれた。
それだけで・・・・。
「ありがとう」
ギュッと二人の手をきつく握って言う。
ありがとう。
もう1回言えば、二人の顔がくしゃっと歪んだ。