少女と過保護ーズ!!続
『ハイネ‼』

『あぢぢぢぢぢぢぢーーーーーーーーーっ‼‼』


いる‼??

こんなヒロインいる‼??

あっつ熱の味噌汁を顔に噴っかけられるヒロインなんてっっ‼


おるかいっっ‼‼

おるはずがないっっ‼


こうっっ‼

ヒロインは蝶よ花よと可愛がられるんじゃないの‼??


『ハイネが蝶よ花よ……??フハッ!』

『麻也……??』


タオルを差し出してくれた麻也に笑われた……。

これはもうアレだな。

麻也と戦わねばならぬようだ……。

双子大戦争勃発だ。


負けねぇぞ、ごるぁっ‼

と、麻也と睨みあって(一方的に睨んで)たら、八雲さんが氷嚢を持ってきてくれて、蓮くんと二人顔を冷やす。


桂は自分で取りに行かされ、そうこうしてる内に八雲さんと竜希さんが消え……


第二の事件発生。

そう……白いガ○ツである。

竜希さんが握ったおにぎりということで大人気だったんだけど……。


『固ーーーーーーーっ‼??』


だろうね。


『舌噛んだ‼』


痛いっ‼


『@¥$&*¥@‼??』


ガッキィン‼


なんて音が聞こえてきたと思ったら、歯が……歯が……



『そのおにぎり……白いガ○ツには手を出すなー‼』



なんて地獄絵図と化してたら、何故かジャガイモと化した竜希さんが帰って来た。

どした?どした?


『ハイネの顔に傷が残ったらどうしてくれんだ、おお?』



犯人は八雲さんだったようだ。

そして、噛める者のいない、おにぎり……白いガン○は今は積み上げられてた。

お月見団子のように積み上げられてた。


不届き者が"シャーウッド"に来たら、これを投げつけるってことになった。


朝ごはんの内、2つは全滅で……残るのは黒焦げとなったソーセージのみで……。

久しぶりの朝ごはんの悲惨な有り様に、もう笑うしかなく、皆で大笑いして、新しく朝ごはんを作り直したのだった。



"シャーウッド"も学校も休みで、ゆっくり出来て良かったなぁなんて思ってお茶を啜ってたら。


「ちょっといいかしら?」

「凛さん‼」


凛さんが来た。

それもすごく真剣な表情で……。


「「「…………」」」


滅多に見られないそんな凛さんに、皆が真顔で黙った。


「凛さん?」

「ハイネ、話があるの。ちょっと来てくれる?後、八雲も」

「「??」」


話??

八雲さんと顔を見合わせる。


なんだろう…………。


凛さんの表情に、何か悪いことでもあったんじゃないかと……


「行ってこい。だいだいのことは決めて始めてるぞ」


ジャガイモ……もとい竜希さんがそう言った。


「ハイネ」



八雲さんが先に立って、手を差し出してくれる。

その手を握り立つ。

不安が顔に出たんだろうな、八雲さんがしっかり手を握って笑ってくれる。


「大丈夫。俺がいる」

「うん」

「「「「「「いってらっしゃい」」」」」」


皆に見送られて、あたしと八雲さんは凛さんの後を追った。
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