少女と過保護ーズ!!続
どうしよう。

あたしこんなに幸せでいいんだろうか。

嬉しくて、ポロポロ出てくる涙。

両親"達"の暖かな愛情に、深い優しさに。


「あり……がど……ごじゃま……すっっ」


「ふふ。それ花音達にも言ったげてね」


「あ"い"‼」


「本当に素直で良い子だ。僕達の娘は」


手を握られたまま、二人にギュッッと抱きしめられる。


「あ"あ"っっ‼それ、俺の役目っっ‼」


突然叫んだ八雲さんがこっちに来ようとしてるけど、凛さんに滅茶苦茶蹴られて来れないでいる。


凛さん、速すぎてキックが見えません‼


「でもねハイネ。喜んでばかりもいられないのよ」


「え……?」


「そうだね……。喜んでばかりもいられないね……」


「え……?」


あたしを抱きしめたまま、深く溜め息をつく二人。


何?

何!?

二人が離れ、物凄く真剣な表情であたしの顔を覗き込んできて、おもわず唾をゴックンと飲み込んだ。


「バカのハイネには、すっごく辛いと思うけど……」

「え"?」

「バカで、可愛いハイネはこれから凄く大変なんだけど……」

「え"‼??」


めっさ、バカバカ言われてますが!?

いくらなんでもバカバカ言い過ぎでは!?


バカですけどもっっ‼‼


「学校に通うためには、試験を受けなきゃならないのよ」

「……え"?」


なんか、嫌な言葉が……。

聞いてはならない言葉が……。


「つまりはテストを受けて、合格しなきゃ学校は通えないってこと」


どっっ

え"ーーーーっっ‼??

マジで‼??

マジでか‼??


もう行ける気でいた‼‼

すぐにでも通う気でいた‼


でぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ‼??

確かにあたし、めっさバカやーーん‼


「だからね、八雲を一緒に呼んだの」

「ほ?」

「ねー、やっくん」


二人に話を振られ、納得という風に頷く八雲さんは、もうわかってるみたいで。


……ぐぬぅ。

あたしがバカなばかりに……。


「安心しなさい、ハイネ‼あんたの勉強は基本八雲が見るけど、八雲も一応受験生だからね。空いた時間はこの初代"黒豹"チームが教えたげるわっっ‼」



グッと拳を握る凛さん。



「僕は厳しいよ、ハイネ」


ニッコリ海斗さん。


初っっ

初代って……


雪代さんや花音さんもいるじゃないですか‼


の"ーーー‼??

もうそれ、スパルタンだっ‼

絶対、それ、スパルタンだ‼


「スパルタね、スパルタ」

「おぐぅ‼??」


訂正してきた海斗さんの目がマジだぁぁぁぁぁぁっ‼

あれ……??

これ、海斗さんが一番ヤバい……??


なんてムンクの叫びになってたら、なんとも複雑そうな表情の八雲さんと目があった。


八雲さんーー??
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