キミのために一生分の恋を歌う -first stage-
「もしもし」
「小夏? 諏訪野だけど」
「はい。あの、お疲れ様です」
「……ぷっ」
電話の向こうで何やら吹き出す声が聞こえた。諏訪野さんに笑われてる。
嬉しいけど、同時にちょっとムッとしてしまう。感情が忙しい。
「笑いましたね?」
「だってなんか敬語に戻ってるし。電話くらいでものすごい緊張感があるんだもん」
「だって……電話とか初めてですし」
「男からの?」
「……そうです!! 初めてで慣れてなくてすみません!」
「ははっ。じゃあいい思い出になるといいよね。初電話」
「諏訪野さんが優しくしてくだされば」
「そうだね。僕次第かもしれない。小夏は真面目でいい子だもんね。それより今どこにいるの」
「あ、はい。ちょうど今家に着いたところで。すみちゃんとは色んな話が出来ました」
「うん。良かった」
頭上に広がる夏の夕焼けに、電話から響くのは心があたたまる優しい声。
またずっと宝物にしたい景色が一つ増えた。
諏訪野さんはなんでこんなに私の宝物を増やしてくれるんだろう。
「私から連絡するって言ったのに約束守れなくてごめんなさい。電話、すごく嬉しかったです。心配してかけてくれたんですよね」
「全然気にしなくていい。でも電話だけでいいの? 仕事終わって近くに居るから少し顔見れたらって思ったんだけど」
「え、ほんと?」
「あ、敬語消えたな。というかこの間小夏が言ったんだろ? 僕ら友達になりたいって。友達ってのは会いたいときに会うもんだろ?」
「うんっ! 覚えててくれて嬉しい」
本当はもう友達じゃ満足できなくなっていることなんて、今は気が付かなくていい。
どんな関係だって、思いはもう止まらない。
諏訪野さんと過ごす時間が大切なんだ。
「今から家に行こうか?」
「家には小春がいるかもだから、すぐ近くの第一公園とかは?」
「分かった。車置いていくから。5分後くらいには。小夏も荷物とか置けそうなら置いて、僕より遅くになるようにゆっくり来て」
「分かった。すぐ行くね!」
「小夏、話聞いてるか? 無理したらそのまま病院行きだからね」
はーいと返事をしてそのまま切ったものの、嬉しくて嬉しくてドキドキが止まらない。
初めての電話はやっぱりとても幸せな思い出になった。
「小夏? 諏訪野だけど」
「はい。あの、お疲れ様です」
「……ぷっ」
電話の向こうで何やら吹き出す声が聞こえた。諏訪野さんに笑われてる。
嬉しいけど、同時にちょっとムッとしてしまう。感情が忙しい。
「笑いましたね?」
「だってなんか敬語に戻ってるし。電話くらいでものすごい緊張感があるんだもん」
「だって……電話とか初めてですし」
「男からの?」
「……そうです!! 初めてで慣れてなくてすみません!」
「ははっ。じゃあいい思い出になるといいよね。初電話」
「諏訪野さんが優しくしてくだされば」
「そうだね。僕次第かもしれない。小夏は真面目でいい子だもんね。それより今どこにいるの」
「あ、はい。ちょうど今家に着いたところで。すみちゃんとは色んな話が出来ました」
「うん。良かった」
頭上に広がる夏の夕焼けに、電話から響くのは心があたたまる優しい声。
またずっと宝物にしたい景色が一つ増えた。
諏訪野さんはなんでこんなに私の宝物を増やしてくれるんだろう。
「私から連絡するって言ったのに約束守れなくてごめんなさい。電話、すごく嬉しかったです。心配してかけてくれたんですよね」
「全然気にしなくていい。でも電話だけでいいの? 仕事終わって近くに居るから少し顔見れたらって思ったんだけど」
「え、ほんと?」
「あ、敬語消えたな。というかこの間小夏が言ったんだろ? 僕ら友達になりたいって。友達ってのは会いたいときに会うもんだろ?」
「うんっ! 覚えててくれて嬉しい」
本当はもう友達じゃ満足できなくなっていることなんて、今は気が付かなくていい。
どんな関係だって、思いはもう止まらない。
諏訪野さんと過ごす時間が大切なんだ。
「今から家に行こうか?」
「家には小春がいるかもだから、すぐ近くの第一公園とかは?」
「分かった。車置いていくから。5分後くらいには。小夏も荷物とか置けそうなら置いて、僕より遅くになるようにゆっくり来て」
「分かった。すぐ行くね!」
「小夏、話聞いてるか? 無理したらそのまま病院行きだからね」
はーいと返事をしてそのまま切ったものの、嬉しくて嬉しくてドキドキが止まらない。
初めての電話はやっぱりとても幸せな思い出になった。