キミのために一生分の恋を歌う -first stage-
できるだけ落ち着いて、一度家に戻った。
持っていた荷物を無造作に床へ置く。部屋の鏡で髪の毛が乱れていないか確認して、リップを塗り直した。
スマホや最低限の荷物だけ上着のポケットに入れて、玄関へと向かう。
「あれ? お姉ちゃんまた出かけるの?」
「うん。ちょっとコンビニ」
「……ふぅん。気をつけてね」
「行ってくるね」
既に帰宅していた小春にちょっと疑われたけれど、私は適当な嘘をついた。
諏訪野さんに会いにいくと伝えたら、色々と聞かれそうだったから。
「夏の夜の匂いだ……」
家を出たら、少しまた日が傾いていた。
遠くにもう夏の星がひとつ輝いているのが見えた。
今から諏訪野さんに会いにいくのに、寂しくて悲しかった。
胸がいっぱいになって、私はちいさな声で歌を歌った。
『edge of……
さようならは君から言った
友だちになろうと約束したはずなのに
ぜんぶ過ぎ去っていくんだね
宙には星がきらきらと輝いて 夏はどこまでも伸びていく影のよう
hide and seek 私のことどうかさがしてほしい
hide and seek 私のことどうかさがさないでほしい
世界のすみっこから呼びかけるよ
永遠のように遠い場所で君を待ってる
まだ聴こえる あの歌が 約束があるから
どうかまぶしさにおびえないで
君には未来があって
私には思い出がある
君は泣かないでもいいよ 私は苦しくてもいいよ
そばにいられなくてもいいから
どうか立ち止まらないで
手を握って それから指切りをしよう
未来のために
だからお願い 1ミリだけでいいから 消えないで
今日も世界の果てで、君のことを想うから
春が来て夏は過ぎ秋が来て冬がはじまる
だけどもう 愛し君はいないーーー』
持っていた荷物を無造作に床へ置く。部屋の鏡で髪の毛が乱れていないか確認して、リップを塗り直した。
スマホや最低限の荷物だけ上着のポケットに入れて、玄関へと向かう。
「あれ? お姉ちゃんまた出かけるの?」
「うん。ちょっとコンビニ」
「……ふぅん。気をつけてね」
「行ってくるね」
既に帰宅していた小春にちょっと疑われたけれど、私は適当な嘘をついた。
諏訪野さんに会いにいくと伝えたら、色々と聞かれそうだったから。
「夏の夜の匂いだ……」
家を出たら、少しまた日が傾いていた。
遠くにもう夏の星がひとつ輝いているのが見えた。
今から諏訪野さんに会いにいくのに、寂しくて悲しかった。
胸がいっぱいになって、私はちいさな声で歌を歌った。
『edge of……
さようならは君から言った
友だちになろうと約束したはずなのに
ぜんぶ過ぎ去っていくんだね
宙には星がきらきらと輝いて 夏はどこまでも伸びていく影のよう
hide and seek 私のことどうかさがしてほしい
hide and seek 私のことどうかさがさないでほしい
世界のすみっこから呼びかけるよ
永遠のように遠い場所で君を待ってる
まだ聴こえる あの歌が 約束があるから
どうかまぶしさにおびえないで
君には未来があって
私には思い出がある
君は泣かないでもいいよ 私は苦しくてもいいよ
そばにいられなくてもいいから
どうか立ち止まらないで
手を握って それから指切りをしよう
未来のために
だからお願い 1ミリだけでいいから 消えないで
今日も世界の果てで、君のことを想うから
春が来て夏は過ぎ秋が来て冬がはじまる
だけどもう 愛し君はいないーーー』