せっかくの婚約ですが、王太子様には想い人がいらっしゃるそうなので身を引きます。
私は、イルドラ殿下とともにモルダン男爵家の屋敷の前まで辿り着いていた。
そこで私達は、足を止めることになる。ウォーラン殿下が立っていたからだ。
「ウォーラン……」
「兄上……すみません、先走ってしまって」
イルドラ殿下の予測では、既に屋敷に忍び込んでいるはずだった。
しかしどうやら、彼も踏み止まってくれたようだ。流石にそれは、まずいと思ったということだろうか。
それは私達にとっては、幸いなことだった。彼が屋敷に忍び込んだ場合、色々と厄介なことになっていただろうから。
「流石のお前でも、屋敷に忍び込もうとは思わなかった訳か」
「いえ、最初はそのつもりでした。ただ、追ってきた使用人の方が兄上達がこちらに来ているということを伝えてくれて」
「追いついたのか?」
「道中で、落石事故がありまして。少し足止めを食らっていたんです」
そこで私達は、足を止めることになる。ウォーラン殿下が立っていたからだ。
「ウォーラン……」
「兄上……すみません、先走ってしまって」
イルドラ殿下の予測では、既に屋敷に忍び込んでいるはずだった。
しかしどうやら、彼も踏み止まってくれたようだ。流石にそれは、まずいと思ったということだろうか。
それは私達にとっては、幸いなことだった。彼が屋敷に忍び込んだ場合、色々と厄介なことになっていただろうから。
「流石のお前でも、屋敷に忍び込もうとは思わなかった訳か」
「いえ、最初はそのつもりでした。ただ、追ってきた使用人の方が兄上達がこちらに来ているということを伝えてくれて」
「追いついたのか?」
「道中で、落石事故がありまして。少し足止めを食らっていたんです」