せっかくの婚約ですが、王太子様には想い人がいらっしゃるそうなので身を引きます。
「これは……」
そこで同時に気付いたのは、メルーナ嬢の足には足枷がつけられていることだった。
サジェードは彼女の自由を奪い、ここに監禁していた。それはなんとも、非道なる行いだ。
ただ、彼が命を奪うことを躊躇う人だったということは、不幸中の幸いだといえる。
「メルーナ嬢、無事で何よりです」
「あなたは……ウォーラン殿下。それにイルドラ殿下も」
「ああ、メルーナ嬢、大丈夫か?」
「え、ええ、一応は……」
メルーナ嬢は、二人の王子の方にも目を向けた。
突然やって来た私達に、彼女は少し混乱しているようだ。
こんな所では、外の情報なんてほとんどわからないだろう。いやもしかしたら、昼夜すらわからなかったかもしれない。
「お二人とも、辺りに鍵か何かはありませんか? この足枷を外したいのですが……」
「鍵か? 周囲には見当たらないな……」
「か、鍵なら、サジェード様が持っていると思います」
「まあ、どの道奴には話を聞かなければならないからな……まあ、奴の部屋も調べているだろうから、そこで見つかっているかもしれない」
そこで同時に気付いたのは、メルーナ嬢の足には足枷がつけられていることだった。
サジェードは彼女の自由を奪い、ここに監禁していた。それはなんとも、非道なる行いだ。
ただ、彼が命を奪うことを躊躇う人だったということは、不幸中の幸いだといえる。
「メルーナ嬢、無事で何よりです」
「あなたは……ウォーラン殿下。それにイルドラ殿下も」
「ああ、メルーナ嬢、大丈夫か?」
「え、ええ、一応は……」
メルーナ嬢は、二人の王子の方にも目を向けた。
突然やって来た私達に、彼女は少し混乱しているようだ。
こんな所では、外の情報なんてほとんどわからないだろう。いやもしかしたら、昼夜すらわからなかったかもしれない。
「お二人とも、辺りに鍵か何かはありませんか? この足枷を外したいのですが……」
「鍵か? 周囲には見当たらないな……」
「か、鍵なら、サジェード様が持っていると思います」
「まあ、どの道奴には話を聞かなければならないからな……まあ、奴の部屋も調べているだろうから、そこで見つかっているかもしれない」