せっかくの婚約ですが、王太子様には想い人がいらっしゃるそうなので身を引きます。
サジェードの言っていることは、理解できない訳ではなかった。
それが本当である可能性も、充分に考えられる内容だ。罪から逃れるにしては微妙な嘘でもあるし、彼は本当に見逃していたというだけなのかもしれない。
「それは充分に関わっていたといえるとは思うが……」
「それは不可抗力というものだ。僕に告発することなんて、できる訳がないじゃないか」
「まあ、その件については多少の情状酌量の余地があるかもしれないな。だが、メルーナ嬢の件はそうはいかない」
サジェードの立場を考慮すれば、モルダン男爵のやっていたことを告発するというのは、中々に難しいことではあるだろう。
百歩譲って、そのことはまだ理解できる。だが問題は、メルーナ嬢の監禁だ。彼は一体、何を思ってそれを実行したのだろうか。
「何故、メルーナ嬢を監禁したのか、話してもらおうか?」
それが本当である可能性も、充分に考えられる内容だ。罪から逃れるにしては微妙な嘘でもあるし、彼は本当に見逃していたというだけなのかもしれない。
「それは充分に関わっていたといえるとは思うが……」
「それは不可抗力というものだ。僕に告発することなんて、できる訳がないじゃないか」
「まあ、その件については多少の情状酌量の余地があるかもしれないな。だが、メルーナ嬢の件はそうはいかない」
サジェードの立場を考慮すれば、モルダン男爵のやっていたことを告発するというのは、中々に難しいことではあるだろう。
百歩譲って、そのことはまだ理解できる。だが問題は、メルーナ嬢の監禁だ。彼は一体、何を思ってそれを実行したのだろうか。
「何故、メルーナ嬢を監禁したのか、話してもらおうか?」