せっかくの婚約ですが、王太子様には想い人がいらっしゃるそうなので身を引きます。
色々とあった結果、私はしばらく実家であるエリトン侯爵家の屋敷に帰っていなかった。
随分と久し振りに帰って来た我が家は、私のことを温かく迎えてくれた。王族との婚約という手土産には、お父様やお母様も喜んでくれているようだ。
ただ、そんな二人と比べてお兄様は少し不機嫌そうだった。一体どうしたのだろうか。私はとりあえず話を聞いてみることにした。
「リルティアがここに帰って来るのは、久し振りだね?」
「え? ええ、まあ、そうですね」
「寂しかったというのは、少々情けない話ではあるかな?」
「そ、そうですか……」
私がお茶に誘うと、お兄様は快く受け入れてくれた。
心なしか嬉しそうにしているし、本人が言っている通り寂しかったということだろうか。
随分と久し振りに帰って来た我が家は、私のことを温かく迎えてくれた。王族との婚約という手土産には、お父様やお母様も喜んでくれているようだ。
ただ、そんな二人と比べてお兄様は少し不機嫌そうだった。一体どうしたのだろうか。私はとりあえず話を聞いてみることにした。
「リルティアがここに帰って来るのは、久し振りだね?」
「え? ええ、まあ、そうですね」
「寂しかったというのは、少々情けない話ではあるかな?」
「そ、そうですか……」
私がお茶に誘うと、お兄様は快く受け入れてくれた。
心なしか嬉しそうにしているし、本人が言っている通り寂しかったということだろうか。