せっかくの婚約ですが、王太子様には想い人がいらっしゃるそうなので身を引きます。
「ラフェシアもあれからこっちには来ていないし、本当に寂しかったよ」
「ああ、それはまあ、メルーナ嬢のことがありましたからね。今も彼女のためにあちらの屋敷に留まっていますし……」
「友達思いであることは、誇らしいことだと思うのだけれど……」
お兄様が落ち込んでいるのは、ラフェシア様が来ていないことも関係しているようだった。
メルーナ嬢の関係で、彼女はどこにも行かずにディートル侯爵家の屋敷に留まっている。いつでもメルーナ嬢が、訪ねて来ても良いようにそうしているのだ。
それは彼女の優しさの表れなので、お兄様もなんとも言えなくなっているのだろう。しかし事情をある程度知っているお兄様なら、色々とできることはあったのではないだろうか。
「ああ、それはまあ、メルーナ嬢のことがありましたからね。今も彼女のためにあちらの屋敷に留まっていますし……」
「友達思いであることは、誇らしいことだと思うのだけれど……」
お兄様が落ち込んでいるのは、ラフェシア様が来ていないことも関係しているようだった。
メルーナ嬢の関係で、彼女はどこにも行かずにディートル侯爵家の屋敷に留まっている。いつでもメルーナ嬢が、訪ねて来ても良いようにそうしているのだ。
それは彼女の優しさの表れなので、お兄様もなんとも言えなくなっているのだろう。しかし事情をある程度知っているお兄様なら、色々とできることはあったのではないだろうか。