『46億年の記憶』 ~命、それは奇跡の旅路~   【新編集版】
 その後、いくつかのエクササイズが紹介されたあと、最後はウォーキングについての指導が始まった。
 トレーナーとモデルが公園の中を歩く画面になり、「外の新鮮な空気を吸うとリラックスできますよ」とモデルが大きく深呼吸をした。
 考子も公園を思い浮かべて深呼吸をした。
 確かにリラックスできそうだ。

「30分くらいを目安にゆっくり歩きましょう」とトレーナーが見本の歩き方を示した。
 顎を引いて、背筋を伸ばして、視線を真っすぐにして、踵着地で歩いていた。

「肩の力を抜いて腕を大きく振ってください」と言ってまた見本を示した。
「うっすらと汗をかくくらいが丁度良い運動量です。汗がポタポタしたたり落ちるような運動はやり過ぎですので、注意してください。それから、水分補給も忘れないようにしてくださいね」とペットボトルから水を口に含んだ。

 そこでDVDが終わったので、考子はふ~と息を吐いた。
 結構疲れたので、「今日はおしまい」と独り言ちた。
 そして、もう1枚のDVDを手に取り、「これは今度ね」とまた独り言ちた。

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