ギャップ男子超短編×3
「もーう！早く離してっ！ご飯出来ないじゃん」



「ごめん。でも、もう少し」



「……分かった。ご飯遅れても文句言わないでね？」



「当たり前」



日常となっていったこの会話が、結婚したあとの今でも嬉しくてたまらない。



学校では見せれない姿を妻になら見せれる。



優しくて、気持ちを優しく包み込んでくれるような妻が、誰よりも好きで愛してる。



学校では真面目に行かないといけないから少し気疲れがあるけど、俺を受け入れてくれる妻の前ならこうやってデレデレ甘えられる。



すり、と頬を寄せていたら、妻が俺に顔を近づけた。



唇ではなく、頬にキスされて驚く。



「いつもの仕返しだよ。さ、ご飯するから先にお風呂入ってね」



突然のキスに驚いたけど、頬のキスだけでも愛を感じられた。



こんなに魅力的な妻に愛されて、俺は誰よりも幸せだと思う。
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