繰り返し何度も私を殺すその人が何度死に戻っても好きな件
 きっと今ので魔法が解除されたのだろう。

「じゃあ、その……ぬ、脱がしていいわ」
「く、ふはっ、はい」

 なんだか一気に気恥ずかしくなった誤魔化すように私がそう言うと、たまらずといった様子でテオドルが吹き出した。
 その様子に思わずムッとすると、私の機嫌を取るようにそっとテオドルが口づけを落とす。

「ふふ、可愛くてつい」
「それで誤魔化されたりしないからね」
「困りました」

 全く困っていない様子でくすくす笑いながらそんなことを言う彼と口づけを交わし、脱がしやすいよう僅かに腰をあげると彼が私のドロワーズを脱がす。
 露になった下半身をテオドルの手のひらが触れながら動き、とうとう蜜口へと触れた。

 くちゅりと粘液質な音がし、羞恥心を刺激される。
 けれどテオドルが嬉しそうだったので、私も嬉しいような気がした。

「痛かったら言ってください」

 そう口にしたテオドルの指が既に溢れていた愛液を掬い、蜜口に馴染ませるよう指先を動かしながら少しずつ挿入される。
 まだ彼の指が一本しか挿っていないのに既に圧迫感が凄い。
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