あなたと運命の番になる
和真は熱は出たものの、2日目にはケロッとしていて、拓也の家で仕事をしながら過ごした。

蘭はヒートが落ち着き、今は食事も少しずつ食べれている。

2日目の夕方、拓也の診察を受けて和真は帰ることになる。

「蘭ちゃんの体調どうですか?」

「ヒートが治まって、ご飯も食べて、少しずつ回復に向かってます。」

和真は話を聞いて、ほっとする。

「少しだけ会ってもいいですか?」

蘭のヒートがまだ不安定だったことや和真の体調も考慮して、触れ合ってからまだ1度も話せていなかった。

「いいですよ。蘭ちゃんも会いたいと思います。」

拓也はそう言って和真を蘭の部屋に連れていく。
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