あなたと運命の番になる
蘭は仕事にも精力的に取りんでいた。
和真に愛されていると感じれる日々が気持ちを上向きにしてくれた。和真と同じようにできなくても、隣にいて恥ずかしくない自分でいられるよう頑張りたいと思う。

田中を中心にチームでのミーティングも月1回ある。瞬が工場長になってしばらくしてから始まった。
蘭も内容は考えるがあまり発言できたことはなかった。ただ今回は蘭なりに考えて、業務改善の内容をみんなの前で発表してみた。
そしたら、評価してもらえて、工場長達の会議でも決定され、今後その内容をいれていくことになった。

｢蘭ちゃん、さすがだねー。｣

田中が言う。

｢そりゃ、蘭ちゃんは未来のヤマシロをしょってたつ人の奥様になられるのですから。｣

田所も自分の事のように鼻高々だ。

田中と田所には和真との様子をよく聞かれるので話している。プロポーズされたことも報告済みだ。

｢やめてくださいよ笑｣

蘭が恥ずかしそうに答えた。

蘭が明るくなってきていることを2人は嬉しく思う。時折、蘭をいじってはみんなで笑いあった。
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