あなたと運命の番になる
「和真!!大変だっただろうが、よくやった。
お疲れ!!」

社長である父から部屋に入って1番に声をかけられた。

和真の働きで2年はかかるであろうと言われた復旧が1年半で終わった。
工場を建て替え時に、導線や機械の導入を今一度考え直した。その結果、よりスムーズに仕事が進むようになり、業績は上向きだ。
和真のアイデアはとことん当たったと言って良い。

和真は会社で挨拶をし、色んな書類をまとめる。
帰ってきてからも仕事は山積みだ。

インドでの働きが評価され、来月からは副社長への就任も決まっている。

初めは反対していた者もいたが、圧倒的な成果を見せたため、今ではもう何も言われなくなっていた。
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