ストーカー三昧・浪曲、小話、落語
人は何の為に生きるか(3)※A・ランボー
これでは魂と肉体の先祖に対して申し訳が立ちません。かつてすべてを投げ打ってでも真理を求めて世界を流離った若き日の自分にも申し訳がないし、第一、此処に居られるお客様方に対しても申し訳がない(観客笑う)。
えー、それでですね…ここで再び三度話が飛ぶようですが、先にご紹介した中国の女流作家・蕭紅が亡くなられたそれより50年程年前に、こちらはフランスの天才詩人であったアルチュール・ランボーという方が、こちらはマルセイユの地で没せられております。蕭紅の享年は31才、ランボーは37才という、どちらも非常に若くして亡くなられた、この世を駆け抜けて行かれたご両名でありました。この蕭紅とランボーは、講談師であると共に自称詩人・歌人・小説家・シナリオライターでもある不肖、このわたくしがかつてえらく傾倒した作家であったのです。特にランボーなどは彼の感性がまるで我がものででもあるかのように、大袈裟な云い方が許されるなら〝手に取る〟が如くに感知されたものでした。何せあなた、傾倒する余り彼の生地であるシャルルヴィル・メルヴィルまで実際に行って、そこにあるランボー博物館を訪ったほどですから。まあハンパなかったんです…。
で、ですよ、もしそのわたくしの感知力に間違いがなかったらの話ですが、彼ランボーは「神とは?永遠とは?」という(謂わば全人類の)疑問への解答を人一倍抱いていた青年だったと思うんです。それに肉迫すべく彼はその天才的ポエジーを駆使した。彼の作品「最高の塔の歌」や「四行詩」などにそれへの願いの強さや解答〝らしきもの〟が表れていますね。「四行詩」など絶品ですよ、あなた。
【アルチュール・ランボーの肖像(ネット上より拝借)】
えー、それでですね…ここで再び三度話が飛ぶようですが、先にご紹介した中国の女流作家・蕭紅が亡くなられたそれより50年程年前に、こちらはフランスの天才詩人であったアルチュール・ランボーという方が、こちらはマルセイユの地で没せられております。蕭紅の享年は31才、ランボーは37才という、どちらも非常に若くして亡くなられた、この世を駆け抜けて行かれたご両名でありました。この蕭紅とランボーは、講談師であると共に自称詩人・歌人・小説家・シナリオライターでもある不肖、このわたくしがかつてえらく傾倒した作家であったのです。特にランボーなどは彼の感性がまるで我がものででもあるかのように、大袈裟な云い方が許されるなら〝手に取る〟が如くに感知されたものでした。何せあなた、傾倒する余り彼の生地であるシャルルヴィル・メルヴィルまで実際に行って、そこにあるランボー博物館を訪ったほどですから。まあハンパなかったんです…。
で、ですよ、もしそのわたくしの感知力に間違いがなかったらの話ですが、彼ランボーは「神とは?永遠とは?」という(謂わば全人類の)疑問への解答を人一倍抱いていた青年だったと思うんです。それに肉迫すべく彼はその天才的ポエジーを駆使した。彼の作品「最高の塔の歌」や「四行詩」などにそれへの願いの強さや解答〝らしきもの〟が表れていますね。「四行詩」など絶品ですよ、あなた。
【アルチュール・ランボーの肖像(ネット上より拝借)】