傷心女子は極上ライフセーバーの蜜愛で甘くとろける
「それでまさか、昼過ぎまで寝てるとはな。飯も食わないで」
「だってしょうがないでしょ。疲れてたんだもん」
長すぎる二度寝から目覚めた凪は水着に着替えて、漣と一緒にホテルの屋内プールのプールサイドを歩いていた。
ニヤニヤとからかってくる漣に、凪はむう、と唇を尖らせる。だが明らかに寝過ぎなのは否めないので言い訳しかできない。
「そんなに疲れるって、一体何してたんだ?」
「もう!誰のせいなの!」
ずっとぼける漣の生腕をバシッと叩く。 肉体が強靭すぎて凪の一撃を受けてもびくともしていないけれど。
(というか、漣が元気すぎじゃない?)
ほとんど寝ておらず、加えて朝からライフセーバー業務に勤しんでいたというのに、彼は疲れを微塵も見せていない。……体力が無尽蔵にあるんだろうか。夜も……すごかったし。
内心恐れ慄いていると、不意に漣が眉をひそめて凪の顔を覗き込んだ。
「でもプールに入って大丈夫なのか?体、辛いだろ」
一応、無茶をした自覚はあるらしい。
首元を掻きながら凪を見つめる瞳には気遣うように陰っている。優しさがくすぐったくて、凪はクスクスと笑った。
「だってしょうがないでしょ。疲れてたんだもん」
長すぎる二度寝から目覚めた凪は水着に着替えて、漣と一緒にホテルの屋内プールのプールサイドを歩いていた。
ニヤニヤとからかってくる漣に、凪はむう、と唇を尖らせる。だが明らかに寝過ぎなのは否めないので言い訳しかできない。
「そんなに疲れるって、一体何してたんだ?」
「もう!誰のせいなの!」
ずっとぼける漣の生腕をバシッと叩く。 肉体が強靭すぎて凪の一撃を受けてもびくともしていないけれど。
(というか、漣が元気すぎじゃない?)
ほとんど寝ておらず、加えて朝からライフセーバー業務に勤しんでいたというのに、彼は疲れを微塵も見せていない。……体力が無尽蔵にあるんだろうか。夜も……すごかったし。
内心恐れ慄いていると、不意に漣が眉をひそめて凪の顔を覗き込んだ。
「でもプールに入って大丈夫なのか?体、辛いだろ」
一応、無茶をした自覚はあるらしい。
首元を掻きながら凪を見つめる瞳には気遣うように陰っている。優しさがくすぐったくて、凪はクスクスと笑った。