クラスのマドンナに告られた


「……ここか」

 そこは山の上だった。ここならあまり見つからないだろうという考えか。だけど、現代社会において、その考えは安直すぎないか?

 そして木々の間からこっそりと除く、すると、縄で縛られている未来がいた。

(許せねえ)

 そして俺は警察に通報したのち、未来を助けようと、飛び出していった。

「未来を離せええ! 達弘おおお!!」
「は⁉ お前に何ができる。ヒーロー気取りかよ! 逃げることしかできないようなやつが、どうやったら俺に勝てるというんだ」
「確かに俺は勝てないかもしれないが、でも、未来をこのままいじめさせるわけには行かない!!」
「翔太君!!」

 そして俺は殴りかかりに行く。それを手で受け止められ、地面に叩きつけられる。

「勝てるわけがないだろ! ふざけるなよてめえ、せっかくの今からのお楽しみタイムが台無しじゃねえか。どうしてくれるんだ!!」
「ぐう」

 そして数発殴られる。痛い。

「ほらほらほらほらああ」

 やばい痛すぎる。これで勝とうなんて無理があったのか?

「でも、お前は許せない」

 そう言って、俺は無理やり手を前に伸ばす。これが当たってくれたらいいのだが。だが、それはあっさりと避けられ、更なる追撃を受ける。

「いったいなああああああ!!」

 俺はそう叫ぶ。だが状況は変わらない。
 俺は弱い。筋トレとかでもしておけば良かったと後悔してる。だけど、今俺が負けたらどうなる。未来の未来は最悪だ。少なくとも精神的ストレスを負うことになる。

「だめだ」

 漫画みたいな覚醒はない。だけど、

「未来が傷つけられるのはダメだ!」

 警察が来れば俺の方なのだ。それまで未来を守り抜けば!

「うおおおおおお!!」

 なゆとか、押し潰そうとする彼の力に俺のだせる全力をぶつける。
 くそ、警察はまだなのか! まだ来ないのか!
 このままだと押し負けてしまう。
 間に合え間に合え間に合え間に合え!!!

 そんな時、パトカーのサイレンが聞こえた。

「警察!?」

 達弘たちはそう叫び、逃走を図る。
< 67 / 68 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop