悪徳公爵の閨係~バツ5なのに童貞だなんて聞いてませんッ!~
ここの二階は宿屋にもなっており、所謂“そういう行為”をする為に使われている。
「このベッドは何だ? あまりにも小さいが」
“そりゃ公爵家のものと比べたらね”
家にある普段使いのものに比べるとふたりで寝転ぶのに十分な大きさを確保しているベッドではあるのだが、あくまでも庶民用。
公爵様が普段使われているものと比べると確かに小さめではあった。
「そのサイズがあれば十分ですから」
「なるほど」
私の説明にあっさり納得した公爵様がベッドに手をつき軽く体重をかけると、ギシリと僅かな音を立ててベッドが軋む。
「!? このベッドは音が鳴る機能もついているのか?」
「さっきの鍋や小物入れとは違って二つ目の仕様じゃないです。ただ軋んでいるだけです」
「壊れたりしないのか?」
「よほどハードなことをしなければ大丈夫だと思いますけど……」
“この人、無邪気というか無知というか”
もちろん他の分野ではそんなことはないのだろう。
突然当主になった彼がずっと公爵家を支えてきたのも確かで、公爵家の人々も彼のことを慕っている。
だが、この閨関係の知識だけが欠けまくっているのだ。
「このベッドは何だ? あまりにも小さいが」
“そりゃ公爵家のものと比べたらね”
家にある普段使いのものに比べるとふたりで寝転ぶのに十分な大きさを確保しているベッドではあるのだが、あくまでも庶民用。
公爵様が普段使われているものと比べると確かに小さめではあった。
「そのサイズがあれば十分ですから」
「なるほど」
私の説明にあっさり納得した公爵様がベッドに手をつき軽く体重をかけると、ギシリと僅かな音を立ててベッドが軋む。
「!? このベッドは音が鳴る機能もついているのか?」
「さっきの鍋や小物入れとは違って二つ目の仕様じゃないです。ただ軋んでいるだけです」
「壊れたりしないのか?」
「よほどハードなことをしなければ大丈夫だと思いますけど……」
“この人、無邪気というか無知というか”
もちろん他の分野ではそんなことはないのだろう。
突然当主になった彼がずっと公爵家を支えてきたのも確かで、公爵家の人々も彼のことを慕っている。
だが、この閨関係の知識だけが欠けまくっているのだ。