学年2モテるイケメン男子に失恋したら、学年1に告白されました。


 「なあ、どこが好きなの? 前と、変わってないわけ?」

 「そ、そんなこと教室のど真ん中で言わないで……っ」



 ただでさえ女の子たちの視線を感じているのにっ!



 「たま~に鍵峰さんと話してるよね、柊斗」

 「それな。鍵峰さんのほうが言い寄ってるんじゃない? 柊斗優しいし、断れないんだよ」



 っていうとんでもない誤解をされた会話が聞こえてくる!

 というのはうそで、これは高校に入ってしばらくしたときに言われたことがあった。

 でもとりあえず私が碓水くんに言い寄るなんて、絶対ないから安心してほしい!!

 そして、彼との間になんにも可能性はないので大丈夫ですっ。



 「言わないでって、誰も俺らの会話なんて聞こえてないから大丈夫」



 まあ、たしかにそれはそうだ。

 教室中騒がしくて、隣にいる碓水くんの言葉を聞き取るのが精一杯。

 ……うう、しかたない。



 「……みんなに優しいところ……が、いいなと思います」

 「好きってこと?」

 「わかって言ってるよね……!?」



 恥ずかしくなって、顔を手で覆ってしまった。

 これじゃまるで、碓水くんに赤面してるみたいだ。
< 11 / 16 >

この作品をシェア

pagetop