学年2モテるイケメン男子に失恋したら、学年1に告白されました。


 「……ふーん、みんなに優しいところ、ねえ」

 「えっ、な、なに?」



 なにか引っ掛かったみたいに私の言葉を繰り返した。

 気になって、ちらりと隣を見上げる。



 「や、別に。……"みんなに”ってことは、お前も周りのやつらと同じくらいの優しさしかもらえないけど、いいの」



 ああ、そういうことか。

 たしかに、碓水くんの言うことは合っている。

 だけど……。



 「うん、いいよ。……ほんの少しだけだとしても、私はすごくうれしいから。それに、特別な優しさを望んだらバチが当たるよ。優しさは、有限なんだから」

 「へえ」



 自分から聞いたのに、まるで興味がなさそうな反応。

 隣を見上げて見ると、碓水くんは紅野くんのいるほうを眺めていた。

 ……も、もしかして碓水くんも……って、根拠もないのにそういう想像をするのはよくない。だめだめっ。

 と思っていたら、急に私のほうへ向いた。

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