学年2モテるイケメン男子に失恋したら、学年1に告白されました。
「俺が、昼休みに紘貴連れ出してやろうか。1時過ぎに教室でいい?」
「え、そんな、貸しを作るわけには」
すると、碓水くんの視線が私からどこか遠くへ移る。
「なんの心配してんの。まあ貸しはできるけど、それは暇なときに返してもらうから」
「え? あっ、ちょっと」
チャイムが鳴って、休み時間が終わる。
私の止める声も聞かずに碓水くんは席へ戻って行ってしまった。
貸しを作るとか作らないとかそういうことじゃなくて、碓水くんを自分事に巻き込んでしまうのがいやだ。……碓水くんの時間を、もらうことになってしまう。
友達……ではないから。断ろうと思ったのに。
私はもやもやしながら席に座った。