過去夢の少女
☆☆☆
夢の中でお母さんは体育館倉庫に閉じ込められていた。
恐らくは普段使わないボロイ資材を置いている場所。
残念ながらうちの高校にはそういう倉庫はなくて、あるのは、普通の体育館倉庫だけだった。
中は広くて清潔感があり、窓も広い。
ここに閉じ込めたくらいじゃ、お母さんの悲しみを癒やすことはできないだろう。
「今日はバスケの練習をするからねぇ」
4時間目の体育の授業がバスケットであったことは奇跡に近い。
こんなにも夢に似たシチュエーション、きっと他にはないはずだ。
「ふたり一組になってパスの練習から開始!」
先生の笛の合図でみんながペアを作って練習を開始する。
私はもちろん恵とペアになった。
けれどひとりだけ出遅れた河村結夏がうろうろし始めた。
女子の人数は20人で今日は欠席者もいないから割り切れうるはずなのに、誰も河村結夏とペアを組もうとしなかったのだ。
三人組になっているグループを見つけた河村結夏がそちらに近づいていくが、それは派手系のメンバーたちだった。
夢の中でお母さんは体育館倉庫に閉じ込められていた。
恐らくは普段使わないボロイ資材を置いている場所。
残念ながらうちの高校にはそういう倉庫はなくて、あるのは、普通の体育館倉庫だけだった。
中は広くて清潔感があり、窓も広い。
ここに閉じ込めたくらいじゃ、お母さんの悲しみを癒やすことはできないだろう。
「今日はバスケの練習をするからねぇ」
4時間目の体育の授業がバスケットであったことは奇跡に近い。
こんなにも夢に似たシチュエーション、きっと他にはないはずだ。
「ふたり一組になってパスの練習から開始!」
先生の笛の合図でみんながペアを作って練習を開始する。
私はもちろん恵とペアになった。
けれどひとりだけ出遅れた河村結夏がうろうろし始めた。
女子の人数は20人で今日は欠席者もいないから割り切れうるはずなのに、誰も河村結夏とペアを組もうとしなかったのだ。
三人組になっているグループを見つけた河村結夏がそちらに近づいていくが、それは派手系のメンバーたちだった。