イケメン転校生に恋をした
 行先は、近くのカラオケだ。
  どうやら大翔君も相当考えてくれたらしく、「ここで大丈夫?」と前日にメールで送ってくれていた。
 っもう、私は大翔君と一緒ならどこでも楽しいのに。
 
 「どっち先に歌う?」

 大翔君が訊く。

 「別にどっちでもいいよ」
 「じゃあ、俺から歌うね」

 そう言った大翔君はカラオケの機械を触り一曲入れる。その曲は流行りのバンドの曲だった。
 確か……愛をささやく曲だった歌のはず。

  ……これ殺人兵器じゃない? ちょっと待って、これ耐えられるの?
 だめだ……無理な気がしてきた……

  だって、大翔君の歌だよ!?

 でも、聴かないわけには行かない。
 大翔君の歌はお金払ってもいいから聴きたい物だし。

 よし、がんばって耐えよう!
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