イケメン転校生に恋をした





 いやいや、え?
 間接キスしていいってこと?
 まって、本当に分からない、

 「私のスプーンですくうから」

 そう言って私は食器入れからスプーンを取り出し、大翔君のドリアをすくった。

 驚いた。大翔君ってあんなに大胆なの?
 いや、でも待って?
 これって大胆っていうよりは、私やっぱり女子として見られてない?
 なんだかショックだ。
 でも、それよりも。

 私今、間接キスのチャンスを自ら手放した?????

 今思ったら私結構やらかしてるかも。
 せっかくのチャンスを自らの手で手放すなんて。

 でも、よく考えてみてよ私。
 大翔君がその気がない間接キス貰って嬉しいの。
 今は変にアタックするよりも、友達の立場を維持する。これが一番の得策かもしれない。

 そして私は、ドリアを口へと入れる。

 「美味しい」
 「だろ」

 そう言って歯を出して笑う大翔君。
 その笑顔まぶしすぎる。
 反則級だよ……
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