イケメン転校生に恋をした

 「ねえ、大翔君は友達他に作らないの?」

 急に思い立った。大翔君は男子の友達もいないし。告白は無理だけど、この質問なら。
 大翔君はモテるし、男子人気も高いから、友達を作ることなんて造作もない事だと思う。

 「別にいらないよ。花さえいればな」

 なにその言葉。ドキドキしちゃうじゃん。
 イケメンボイスから放たれるその言葉最高なんだけど。

 「そっか……ねえ、大翔君は私と一緒にいて楽しい?」
 「なんだよ、藪から棒に。楽しくなかったら一緒にいてないだろ」

 やっぱり大翔君は楽しいんだ。その事実で死ぬほどうれしい。
 でも、告白はやっぱ無理。
 
 でもさ、明日ちょっと告白に近しいことはしようかなと、思った。

 明日からまた女として見てもらえるように頑張ろうと、そう決意して家に帰った。

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