イケメン転校生に恋をした

 「最近話せてないなって思って」
 「……」

 大翔君がまた口ごもる。やましい事でもあるのだろうか。


 「俺は……俺も最近花と話せていないことに対して、……罪悪感を抱いていたんだ」

 え?
 どういう事?
 状況がよく分からない……。


 「すまない、最近疎遠になっていて」
 「……理由とかあるの?」
 「いや、数日間話していないと、話しかけるのが不安になって、それで話しかけられなかった。本当にすまない」
 「……」


 勢いよく言ったはいいものの、あっさりしすぎていて、逆に腑に落ちない。

 大翔君も、私と仲直りしたいと思っていてくれてたってこと?

 正直嬉しいんだけど。

 「……そっか。じゃあ、仲直りしよっか」
 「いいのか?」
 「もちろん!!」

 私がしたかったもん。


 それに大翔君と話せなくなったらそれこそ困っちゃうよ。

 私の人生がバラ色じゃなくなってしまうんだし。
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