イケメン転校生に恋をした

 そして次は私の番だ。
 優希と、友達はどちらの方がセンスがあるのだろうか。


 そして優希はわくわくした様子で、私に似合いそうな服を選ぶ。
 思えばあの日は、ビデオ通話で訊きながら選んだだけで、若菜ちゃんがその場にいたわけではない。


 そう言うわけで、人に服を選んでもらうのは、お母さん以外で初めてだ。
 優希はどんどんと服を選んでいく。

 しかも、素早いスピードで。いつの間にかかごには、たくさんの服が詰まれていく。

 「優希自身の服もあるの?」
 「ん、僕の服は別。でもまあ、欲しい服は大体決めてるから」
 「ほえー」


 思わず腑抜けた声が出てきてしまう。


 優希は、本当に服を買うのが好きなんだなと思う。
 私も好きだけど、優希ほどの情熱は無いんだもん。



 そして私は沢山の服と一緒に試着する。


 そう思ったらワクワクする。
 どんな新たな私と出会えるんだろうかと。


 ちなみに大翔君はあくまで私が服を着る待ちだ。

 流石に大翔君もそこまでの情熱はないみたい。
 男子って基本服を選ぶの苦手なものだし。


 私はとりあえずで、次々に試着していく。
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