イケメン転校生に恋をした
でも、あまり気にいる服は中々見つからなかった。
そしてどれも、優希が却下していく。
この前はすぐに見つかったのに、今日はあんまりだあ。
しかも問題は、私が気に入ったとしても、その後に優希のチェックが入る。
それをかいくぐらないといけない。
大変だ。
「着てみたけど、どう?」
とりあえず私がこれいいかなと思った服を優希に見せる。
その場で半回転しながら。
優希はそれを見て、複雑な顔をしている。
大翔君は、あまり表情が読めない。
「だめだね」
優希はシンプルにそう言った。
これ、だめかあ。
自身のある服だったのに。
別に優希の目利きだけがすべてではないが、やっぱり優希の許可が下りないと、買うのが怖い。
「俺はいいと思うぞ」
「え? 本当?」
良かった。
「なら、買う!!」
「ええ?」
優希が驚く。
「僕のいう事を聞くんじゃないの?」
「だって、大翔君が、良いと言ったから」
「僕よりも大翔君なの?」
「うん」
私が頷くと、優希は頭を抱えた。