イケメン転校生に恋をした


 でも、あまり気にいる服は中々見つからなかった。
 そしてどれも、優希が却下していく。

 この前はすぐに見つかったのに、今日はあんまりだあ。

 しかも問題は、私が気に入ったとしても、その後に優希のチェックが入る。
 それをかいくぐらないといけない。
 大変だ。

 「着てみたけど、どう?」


 とりあえず私がこれいいかなと思った服を優希に見せる。
 その場で半回転しながら。


 優希はそれを見て、複雑な顔をしている。
 大翔君は、あまり表情が読めない。


 「だめだね」

 優希はシンプルにそう言った。
 これ、だめかあ。
 自身のある服だったのに。
 
 別に優希の目利きだけがすべてではないが、やっぱり優希の許可が下りないと、買うのが怖い。


 「俺はいいと思うぞ」
 「え? 本当?」

 良かった。

 「なら、買う!!」
 「ええ?」

 優希が驚く。

 「僕のいう事を聞くんじゃないの?」
 「だって、大翔君が、良いと言ったから」
 「僕よりも大翔君なの?」
 「うん」


 私が頷くと、優希は頭を抱えた。

< 67 / 86 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop