イケメン転校生に恋をした
そして、夏休みをまたいで、何回も劇の練習をした。夏休みという事で本来大翔君に会う機会は少なくなるはずだが、この練習のおかげで週一はほぼ会えるという事は幸せだ。
しかも練習帰りに、どこかに寄ったりもできるし。
そして、勿論夏休みと言えば練習だけではない。
「ねえ、大翔君」
私は大翔君に話かける。
「夏休み、プールに、行かない?」
プール。夏休みの定番イベントだと思ってる。
特に男女で行くプールは。
プールではスクール水着でもいいけど、本格的な水着を着て行ってもいい。
幸い、家に私は水着を持っている。
買ったはいい物の、去年は恥ずかしくて着れなくて、露出のない水着に甘えていたけど。
「プールか」
大翔君は軽くうなずく。
「いいな」
その言葉を聞いた瞬間、心の底からほっとした。
勇気を振り絞ってよかったって。


