副社長は輝きを秘めた彼女を暴きたい


「おいおい、絃。またすげぇ別嬪だな。いらっしゃい。那智ちゃんだね? 絃の親父の塁だ。よろしくな。ほら上がって。ヒカリ、まず手離してやれ。行くぞ」

親父!?
これが親父!?
お父様はお母様の事を私から引き剥がしてグイグイ連れて行った。

そして広いリビングに案内されソファに座る。

「那智ちゃん! 私、絃の母のヒカリ! 会いたかったの本当に。さっきは急にごめんね?」

お母様は、飲み物を出しながら声をかけてくれる。

「あ、いえ。こちらこそ。あの、よろしくお願いします!」

「ふふふ。敬語なんて使わないで? 私の事はヒカリって名前で呼んで? あ、ママでもいいわよ! あはははは!」

そう言って、何故か私と絃の間にグイっと入ってきて腰をおろした。

「違う違う。ヒカリはこっち」

お父様の塁さんがすかさずお母様のヒカリさんの腕を引っ張って自分の上に座らせた。

「いやそれも違うだろ」

絃もすかさず突っ込みを入れる。
思わず笑ってしまう。



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