クールなイケメン御曹司が私だけに優しい理由~隣人は「溺愛」という「愛」を教えてくれる~
将太君の気持ちは何となくわかる。
だけど、真穂の子どもの頃からの夢である結婚式を、姉としても実現させてあげたいと思った。


「あの……。私が口を挟むのは申し訳ないのですが、もし良かったら、その結婚式の話、詳しく聞かせてもらえませんか?」


拓弥さんの言葉には驚いたけれど、その思いに引き寄せられるように、真穂と将太君は自分達の結婚式への思いを語り始めた。


「それならぜひ、私に結婚式のプロデュースをさせてもらえませんか? お2人と太一君、ご家族皆さんに喜んでいただける結婚式をご提案したいのですが」


「えっ、本当に! それはとても嬉しいです。ただ……桐生さんにお願いするとなると……その……」


その心配事を一斉にみんなが察した。
将太君は頭を掻きながら恥ずかしそうにモジモジしている。
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