クールなイケメン御曹司が私だけに優しい理由~隣人は「溺愛」という「愛」を教えてくれる~
「浅子さんのウエディングドレス姿もきっと綺麗でしょうね」


「あら~! 桐生さんたら。綺麗だなんて言われたら、お母さん、もう思い残すことはないわ」


「大げさ過ぎるって~。お母さんが本当にドレスを着るわけじゃないんだし」


「だって真穂……」


「お母さん、ほっぺた赤くなってるよ。乙女の顔になってる」


「や、止めなさいよ、真穂。乙女だなんて恥ずかしいわね」


「確かに乙女は言い過ぎだな。まあ、お母さんのウエディングドレスは置いといて……だったらいっそのこと、桐生さんと詩穂も結婚式を挙げたらどうだ? 真穂達と2組同時の」


「えっ!!」


私は、まるでコントのように椅子から転げ落ちそうになった。


「お、お、お父さん! ち、違うんだってば。私達はそういうんじゃ……」


「それは良い考えですね。では詩穂さん、私達も結婚式……挙げますか?」


「きゃー!!」


「ひや~!!」


拓弥さんの甘いセリフに、私を含め、女性3人が一瞬にして心を溶かされてしまった。
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