クールなイケメン御曹司が私だけに優しい理由~隣人は「溺愛」という「愛」を教えてくれる~
「ベッドルーム」


「……ですよね。こんなプライベートな場所、私なんかが入っちゃダメですよ」


「俺が無理やり連れてきたんだからいいんだ。それより見て、これ」


クローゼットを開け、中にある数枚のワイシャツを詩穂ちゃんに見せた。


「うわっ、たくさんありますね」


「毎年贈られてくる母からの誕生日プレゼント」


「お母様からのプレゼントなんですか?」


「ああ。これだけあるんだから、わざわざクリーニング代なんかいらないよ。自分で洗えば済むことだ」


「でも……あの、では、せめて私に洗濯させて下さい」


一生懸命、俺に申し訳なさそうに頼む姿が、とても健気に思える。


「……わかった。じゃあ、お願いするよ」


「あっ、えっ、あ、あの」


「何?」


「い、今脱ぐんですか? あの、あっ、ちょ、ちょっと……」
< 140 / 278 >

この作品をシェア

pagetop