クールなイケメン御曹司が私だけに優しい理由~隣人は「溺愛」という「愛」を教えてくれる~
「このペンダント、とても素敵です。いただけるなんて光栄です。ありがとうございました。私、このペンダントの秘密、すごく知りたいです」
「そう? これはね……」
お母様は、少し焦らすように言葉を止めた。
そして、ニコッと笑って続けた。
「あなたももうわかっているでしょうね。これが……10個目の『ニケストーン』だと」
「はっ! や、やっぱりそうなんですね!」
思わず大きな声が出た。
この宝石の形を見た瞬間、私の頭は他の9個の宝石を思い起こさせていた。
「ニケストーン」は、色は全て違っているけれど、9個とも「ニケ」に似ている形……だったから。
ずっと探し続けていた「ニケストーン」。
どうしても見つからなかった10個目の宝石は、こんなところにあったんだ。
「でも、母さん、なぜ10個目がここに? 『ハピプレ』に伝わる10の宝石の謎は嘘?」
「そう? これはね……」
お母様は、少し焦らすように言葉を止めた。
そして、ニコッと笑って続けた。
「あなたももうわかっているでしょうね。これが……10個目の『ニケストーン』だと」
「はっ! や、やっぱりそうなんですね!」
思わず大きな声が出た。
この宝石の形を見た瞬間、私の頭は他の9個の宝石を思い起こさせていた。
「ニケストーン」は、色は全て違っているけれど、9個とも「ニケ」に似ている形……だったから。
ずっと探し続けていた「ニケストーン」。
どうしても見つからなかった10個目の宝石は、こんなところにあったんだ。
「でも、母さん、なぜ10個目がここに? 『ハピプレ』に伝わる10の宝石の謎は嘘?」