クールなイケメン御曹司が私だけに優しい理由~隣人は「溺愛」という「愛」を教えてくれる~
「まあ、詩穂ちゃん。あなたは亡くなったおじい様と同じくらい遊び心がある人だわ。永遠に見つからない、まさに「夢」というべき10個目の宝石は、桐生家の嫁、おばあ様から、私、そして詩穂さんに引き継がれた。でも、そろそろ『フレンド』の皆さんに申し訳ないから、このペンダントの秘密を公開してもいいと思うのよ。もちろん、これは詩穂さんのものだから、詩穂さんが好きにすればいいけれど。主人もそう言っていたし」
「……ペンダントの秘密を公開……ですか……」
「ニケストーン」が見つかって、しかも今は私の胸元にある。
何だかとても複雑で不思議な感覚だけど、拓弥さんさえ知らなかった謎が解けた瞬間だった。
お母様は、私にペンダントのことを託し、部屋を出ていった。
一緒に聞いていた真穂達は、大切な秘密を聞いてしまったことを申し訳なさそうにしていたけれど、私も、これ以上、誰かに隠す必要はないような気がしていた。
たとえ、「ニケストーン」の謎が解けたとしても、「フレンド」達の夢は、まだまだたくさん「ハピプレ」の中に詰まっているのだから――
「……ペンダントの秘密を公開……ですか……」
「ニケストーン」が見つかって、しかも今は私の胸元にある。
何だかとても複雑で不思議な感覚だけど、拓弥さんさえ知らなかった謎が解けた瞬間だった。
お母様は、私にペンダントのことを託し、部屋を出ていった。
一緒に聞いていた真穂達は、大切な秘密を聞いてしまったことを申し訳なさそうにしていたけれど、私も、これ以上、誰かに隠す必要はないような気がしていた。
たとえ、「ニケストーン」の謎が解けたとしても、「フレンド」達の夢は、まだまだたくさん「ハピプレ」の中に詰まっているのだから――