クールなイケメン御曹司が私だけに優しい理由~隣人は「溺愛」という「愛」を教えてくれる~
そんなある日、拓弥さんの好意で、私の家族を「ハピプレ」に招待してくれた。
莉央、私の両親と真穂、将太君と太一。
そして、拓弥さんのお母様も。
仕事で朝から来れないお父様はとても残念がっていたけれど、今日は拓弥さんと2人、大切な会議に参加していた。
「莉央。今日は『ニケストーン』を探しましょうね。太一も一緒に」
「わーい!」
「莉央ちゃん。一緒に探そうね」
「うん! 太一お兄ちゃん」
小さかった太一も、今はずいぶんお兄ちゃんになっている。子どもの成長はとても早い。
「私達も探すわよ。10個目の『ニケストーン』を」
真穂に促されて、将太君はガッツポーズをした。
長年の「ハピプレ」の謎、10個目の「ニケストーン」――
でも、もう今は、謎ではなくなった。
だって、私が受け継いだ大切な宝石は、桜色の新しい衣装に身を包んだ「ニケ」の胸の辺りに……しっかりと縫い付けられているから。
莉央、私の両親と真穂、将太君と太一。
そして、拓弥さんのお母様も。
仕事で朝から来れないお父様はとても残念がっていたけれど、今日は拓弥さんと2人、大切な会議に参加していた。
「莉央。今日は『ニケストーン』を探しましょうね。太一も一緒に」
「わーい!」
「莉央ちゃん。一緒に探そうね」
「うん! 太一お兄ちゃん」
小さかった太一も、今はずいぶんお兄ちゃんになっている。子どもの成長はとても早い。
「私達も探すわよ。10個目の『ニケストーン』を」
真穂に促されて、将太君はガッツポーズをした。
長年の「ハピプレ」の謎、10個目の「ニケストーン」――
でも、もう今は、謎ではなくなった。
だって、私が受け継いだ大切な宝石は、桜色の新しい衣装に身を包んだ「ニケ」の胸の辺りに……しっかりと縫い付けられているから。