クールなイケメン御曹司が私だけに優しい理由~隣人は「溺愛」という「愛」を教えてくれる~
「ニケ」の形をした「ニケストーン」は、きっとたくさんの人の目に留まるだろう。
「フレンド」のみんなが、10個目の「ニケストーン」を見つけて、幸せな気持ちになってくれたら……こんな嬉しいことはない。
まさか、自分の手で、「ニケストーン」の謎を終わらせる時がくるなんて思いもしなかった。


いつか、莉央が結婚する時、その時は1度、10個目の「ニケストーン」を返してもらおう。次はどうするか、莉央が決めればいい。


仕事を終え、拓弥さんとお父様が合流する頃には、パークはキラキラと輝き、夜の装いに変わっていた。
お父様は、ようやく莉央に会えてとても幸せそうだった。


みんな、今日1日、それぞれに「ハピプレ」を楽しんだ。
今からは、お父様、お母様、私の両親と莉央と太一で、一緒にパーク内を回る。
そして、将太君は真穂と、私は拓弥さんと、2人きりの「ハピプレ」を楽しむ。
< 263 / 278 >

この作品をシェア

pagetop