クールなイケメン御曹司が私だけに優しい理由~隣人は「溺愛」という「愛」を教えてくれる~
「ハピプレ」のアトラクションの設計などを担当する「技術部門」に自力で入社できたのも、拓弥兄ちゃんの励ましのおかげだ。
かなりの難関だったけれど、「ハピプレ」のさらなる発展のために力を発揮したいと、死ぬ気で頑張った。


社長である拓弥兄ちゃんの役に立ちたい――今もそのために一生懸命努力を続けている。


「おばあちゃん、今夜は太一の好きなちらし寿司と唐揚げを作るからね。みんなでお祝いしましょう」


「式はまだもう少し先になるんだから、ちょっと早くない?」


「何言ってるの。太一のためなら毎日でもお祝いしてあげたいわ。今まで私達に優しくしてくれた太一が……結婚して……幸せになるんだもの。嬉しくてたまらないわ」


おばあちゃんの涙に、とても感謝した。
おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、僕はまだまだ未熟だけど、もっと成長して、いつか必ず何かで恩返しするからね。
僕の家族でいてくれて、本当にありがとう。
これからもどうぞよろしく。
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