クールなイケメン御曹司が私だけに優しい理由~隣人は「溺愛」という「愛」を教えてくれる~
「大丈夫。この部屋、誰もこないから」
「あっ、えっと……」
会社で2人きりになるのは初めてだった。
誰にも見られていないからか、拓弥さんは「普通」に私に接していた。
だけど、やはりこの見た目は決して「普通」ではない。
赤のネクタイをしたスーツ姿の拓弥さんは、あまりにも素敵で何度見ても慣れない。長身で手足も長く、まるでモデルのような立ち姿に惚れ惚れしてしまう。
「突然ごめん。たまたま君を見かけたから」
「いえ、だ、大丈夫です」
こんな状況、大丈夫なわけがない。
必死に冷静を装ってることを、知られないようにしなければ……
「あのさ、俺、ずっと詩穂ちゃんにお願いしたいことがあったんだ。今、言ってもいい?」
「……私にお願い……ですか?」
拓弥さんに何を言われるのか、ものすごくドキドキする。
「あっ、えっと……」
会社で2人きりになるのは初めてだった。
誰にも見られていないからか、拓弥さんは「普通」に私に接していた。
だけど、やはりこの見た目は決して「普通」ではない。
赤のネクタイをしたスーツ姿の拓弥さんは、あまりにも素敵で何度見ても慣れない。長身で手足も長く、まるでモデルのような立ち姿に惚れ惚れしてしまう。
「突然ごめん。たまたま君を見かけたから」
「いえ、だ、大丈夫です」
こんな状況、大丈夫なわけがない。
必死に冷静を装ってることを、知られないようにしなければ……
「あのさ、俺、ずっと詩穂ちゃんにお願いしたいことがあったんだ。今、言ってもいい?」
「……私にお願い……ですか?」
拓弥さんに何を言われるのか、ものすごくドキドキする。