その時はきっと 星空がきれい
「瞬!悪ぃ、遅くなった!!って何それ」
「待ってる間に買ったんだ」
「瞬、本なんか読むっけ?」
「いいだろ別に」
「ふーん、まーいいけど。映画行こうぜ!!」
「ああ」
暁人と映画を見て、ファミレスでご飯を食べて家に帰るまでも僕の中には今日のあの女性でいっぱいですごく幸せで苦しくて楽しかった。
家に着いて一番に本を開いた。
本を開いてる間彼女に触れているようで心臓がうるさい。だけどそれが嬉しくてしんどい。
気づけばもう半分くらい読み進めていた。
さすがにもう寝よう。
このまま目を瞑って夢に出てきて欲しい、そう思いながら眠りについたのだった。