その時はきっと 星空がきれい


今日は木曜日。
もう本を読み終えたんだ。
彼女に会いたい、話したい、その気持ちで読み進めたわけではなく、素直に本に夢中になれた。
もちろんその気持ちもあるけれど。
でもこの本すごく読みやすかった、本を開くのが楽しかった。もっと色んな本が読みたい、気づけば僕はまだ日曜日じゃないのにあの本屋に向かっていた。
みんなこんな沢山の本の中からどうやって好きな本に出会うのだろう。

目に留まった本を読んでみよう、そう思いながら本棚を眺めて歩く。
今まで読書なんてしたことがなかったからもちろん本屋に入ることもなかった。
本を眺めながら歩くこの時間すら楽しくて幸せだ。
そして、ふと目に止まった本があった。
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