その時はきっと 星空がきれい
日曜日
僕は本屋に向かう。
足取りはもちろん軽い、でも少し緊張している。
店に入り、本棚の中へ。
やっぱりだ。誰よりも一番に見つけることが出来た。
「こんにちは」
「こんにちは、また会えたね」
そういって優しく微笑んだ彼女。
「はい、あの本読みました。すごく読みやすくて僕の運命という言葉に対する捉え方が変わりました。」
「良かった。きっとあの本は、君をもっと素敵にしてくれると思ったの」
「あの本をきっかけで本が好きになりました。よければまたおすすめの本、教えてください!」
「ふふ、嬉しいです。」
彼女が声を発する度、微笑む度、僕の胸がうるさくなる。でもそれが少し心地いいのだ。
あと、名前聞かないと。
また僕のために本棚を眺めて歩く彼女についに僕は声をかけた。もっと彼女を知りたいから。