その時はきっと 星空がきれい

「星那さん」
「ん〜?」
無意識だった。
「あ、いえなんだか呼びたくなりました」
「そっか~そんなこと初めて言われたよ」
「すみません…」
「全然いいんだよ!」
そう嬉しそうに言う星那さんに僕の気持ちは限界だ。
危ない…口に出そうだった。
でも。
まだ、もう少し待ってくれ…まだ。
心の準備ができるまで。
勇気をもてるまで。
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