【受賞】ブルーガーネットな恋 ~エリート上司は激愛を隠して部下に近づく~
「否定しないならイエスってことで解釈する」
 京吾は柚花の顎をくいっと持ち上げた。

「安曇さん……」
「これからは京吾と呼んでくれ」
「京吾さん」
 名を呼んだ直後、京吾は柚花の唇を奪う。

 熱く深く、柚花へ想いを伝えるように。
 彼の唇が離れたとき、柚花はうっとりと京吾を見た。

 彼の目に宿る熱に、柚花は耐えられなくてブルーガーネットを見る。

 まるで彼みたいだ、と柚花は思う。昼間は冷静で青く輝くのに、夜は恋の色に柚花を染めてしまう。
 彼が指輪を手に取り、柚花にはめさせる。

「この指輪にかけて、一生幸せにすると誓うよ」
 ささやく京吾の言葉に耳が甘くとろけてしまいそうだ。

 柚花が手をかざすと、ガーネットがきらりと光った。
 約束を載せた輝きは、二人の未来のようにきらめいていた。






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