警察の極上プロファイラーが実験と称して私を溺愛してくる
 シャワーを浴びて寝る準備を整え、布団に入る。
 あの眼鏡の人、と対応した警官を思い出す。

 目つきが鋭くて怖かった。その上、きちんと被害をわかってくれたように思えない。男性だからなのか、警察官だから犯罪と接し過ぎて感覚がマヒしてしまっているのか。殺されてから、しまった、とか思うのだろうか。それじゃ遅いのに。

 会社は早めに辞めたほうがいいのかな。だけど煽る結果になったらどうしよう。

 正解がわからなくてぎゅっと目をつぶった。
 翌日、出社した小夜歌はパソコンのメールチェックをして崩れ落ちた。

***

 小夜歌から相談を受けた翌日の夕方、仕事にキリをつけたタイミングで真玄のスマホが鳴った。
 知らない番号だった。が、今かかってくる心当たりと言えば一つだ。

「深見です」
『昨日ストーカーの相談に行った空木です』
 やはり来た、と真玄は気を引き締める。

「ご用件は」
 内容は推測できていたが、あえて尋ねた。
『ストーカーのことで……』

「悪化したか」
『……はい』
 声は憔悴しきっている。
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