警察の極上プロファイラーが実験と称して私を溺愛してくる
「正直だな」
「ってことは自分のことイケメンだと思ってるんだ?」
「周囲からの情報を総合するとそうなる。だが好みの問題があるからな。君から見てイケメンかどうかが重要だ」
 まるで小夜歌を気にしているかのような発言に、鼓動が早くなる。

「そういえば、今日、マンガを借りて読んだの。ありがとう」
「いくらでも読んでくれ。……また料理を頼んでもいいか? 事件があれば帰れなくなるが」

「いいよ。食材は買いに行ってもいいのかな」
「隣のスーパーなら大丈夫だろう。金は置いていくから使ってくれ」

「そんなわけにはいかないよ」
「俺の料理を作ってもらうんだ、それくらい出させろ」
 割り勘にこだわった人とは思えない、と思いながら小夜歌は頷いた。

「それから、君が好きな食べ物はなんだ?」
「プリンだけど、それがなにか?」

「嫌いな食べ物は」
「……たくさんある」

「じゃあそれはおいおい。好きな色は?」
「青、かな。ねえなんで聞いてくるの?」

「今後の参考にする。好きな動物は?」
「猫とか犬とか……なんの参考なの?」

「猫とか犬とか、普通だな」
「普通でなにが悪いのよ」
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