警察の極上プロファイラーが実験と称して私を溺愛してくる
「普通の会社員よりはね。心配だろうけど彼は基本的には現場には出ないから大丈夫だよ。ゼロではないけど」
「そうなんですか?」
「担当は情報分析で後方支援だからね。早く犯人が捕まるように、現場の人間が無駄足を踏まずに捜査ができるように、資料を隅から隅まで読み込んで、映像があればそれをことごとく見尽くして分析してるんだ。頭は常にフル回転で常人の二倍か三倍は疲れると思うよ」
だからか、と小夜歌は得心した。彼はなんども効率を口にしていた。捜査のために心がけていることが習慣になってしまったのだろう。
「通り魔があっただろ、あれで県警がピリピリしてて。警視庁管轄の通り魔被害は軽傷ばかりだが、今回は重傷だったからさ。あいつは今、東京の事件も詳細に確認しているんだ」
「ニュース、びっくりしました。連続通り魔がこっちに来るなんて」
「隣だからね。今のところは警視庁との共同捜査だが、合同捜査になれば本部が立てられて今以上に帰れなくなるだろうな」
「……そういうこと、私に話しても大丈夫なんですか?」
聞くと、彼は疲れた顔に笑みを浮かべた。
「話しても大丈夫なことしか言ってないよ」
「彼女が不安になるようなこと言うな」
電話を終えた真玄が苦情を言い、平世は肩をすくめた。
「お疲れ様。大変なのね」
小夜歌が労うと、真玄は軽く首を振った。
「一番大変なのは現場だ。俺は動き回らなくていい分、楽をさせてもらっている」
「役割が違うってだけでお前だって大変だろうが。目の下にでかい熊がいるぞ」
「ほっとけ」
軽口を言い合うふたりが仲良さそうで、小夜歌は少しだけ笑った。
「そうなんですか?」
「担当は情報分析で後方支援だからね。早く犯人が捕まるように、現場の人間が無駄足を踏まずに捜査ができるように、資料を隅から隅まで読み込んで、映像があればそれをことごとく見尽くして分析してるんだ。頭は常にフル回転で常人の二倍か三倍は疲れると思うよ」
だからか、と小夜歌は得心した。彼はなんども効率を口にしていた。捜査のために心がけていることが習慣になってしまったのだろう。
「通り魔があっただろ、あれで県警がピリピリしてて。警視庁管轄の通り魔被害は軽傷ばかりだが、今回は重傷だったからさ。あいつは今、東京の事件も詳細に確認しているんだ」
「ニュース、びっくりしました。連続通り魔がこっちに来るなんて」
「隣だからね。今のところは警視庁との共同捜査だが、合同捜査になれば本部が立てられて今以上に帰れなくなるだろうな」
「……そういうこと、私に話しても大丈夫なんですか?」
聞くと、彼は疲れた顔に笑みを浮かべた。
「話しても大丈夫なことしか言ってないよ」
「彼女が不安になるようなこと言うな」
電話を終えた真玄が苦情を言い、平世は肩をすくめた。
「お疲れ様。大変なのね」
小夜歌が労うと、真玄は軽く首を振った。
「一番大変なのは現場だ。俺は動き回らなくていい分、楽をさせてもらっている」
「役割が違うってだけでお前だって大変だろうが。目の下にでかい熊がいるぞ」
「ほっとけ」
軽口を言い合うふたりが仲良さそうで、小夜歌は少しだけ笑った。