警察の極上プロファイラーが実験と称して私を溺愛してくる
「それは誰でいつのことだ。どこまでの関係だった?」
「なによ急に!」
 顔を赤くする彼女に、彼はふふんと顎をそらす。

「深い関係ではなさそうだな」
 言い当てられ、小夜歌は動揺する。男性の下着なんて、父親のもの以外ではお店で通りすがりに見かけたくらいだ。

「あなたに関係ないでしょ!」
「関係する。大事なことだ」
 そう言ってから、真玄は彼女の耳にそっと耳打ちする。

「君の初めては俺がもらう」
「な、なに言うの!」

「予約したからな」
 にやり、と彼は笑い、彼女はただ顔を真っ赤にした。

 うろたえる小夜歌を見ていつものペースを取り戻したのか、真玄は余裕の笑みを見せた。

「……悪い、君がかわいくてつい調子に乗った。着替え、ありがとう。自分で取りに戻るべきだろうが、その時間すら惜しいと思ってしまった。君に頼めば君に会えるし時間を節減できて一石二鳥だと思ったんだ」
「いいよ、役に立てたなら嬉しい」

「……そんなことを言われると抱きしめたくなる」
「絶対やめて!」
「こんなところではしないが……自分の自制心を褒めたい」
 さっきは抱きしめたくせに、と小夜歌は内心で文句を言う。
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